マイクロバスを四駆化!?山道を登っちゃう凄BUS4x4がその名の通り凄い。
おいおい、ミッションインポッシブルとか007シリーズに出てきてもおかしくないぞコレ…!
どうも、うねる天然パーマがチャームポイントのギアハブ編集長です。今回ご紹介するのは…凄いバス。凄バスです。
いや、もうね、まずコレみて下さい。
なんだこりゃ!山道を登板してるぞ!(驚)
芸人さんや俳優さんたちを乗せて市街地を移動しているのをテレビ番組で見たことありませんか?そう、これはロケバスなんかで使われている【日野リエッセⅡ(HINO LIESSEⅡ)】というマイクロバス。ええ、ランクルなんかと違いますから。見ての通り見た目はマイクロバスです。そんな車にオフロードの坂を登らせてます。なんじゃこりゃ!!
災害時にも頼れる!凄いバス、その名も【凄BUS4X4】。
すごい伝わりやすいネーミング(スゴバス フォーバイフォーと読みます)。こちらを開発したのは静岡県静岡市の株式会社深澤自動車修理工場さん。もともと自動車修理、整備、車両パーツの販売を手掛けていた会社さんです。この凄BUS4X4が開発されたキッカケは、東日本大震災をはじめ、地震、津波、台風、集中豪雨、火山噴火など度重なる災害。代表の深澤さんが被災地の映像を目にするたびに感じていた「度重なる自然災害に備えられることはないだろうか?」という思いから、マイクロバスに着目したとのこと。
「学校や病院、福祉施設や旅館・ホテルなどの送迎用として広く利用されているマイクロバスを、いざという時に避難の足として活用できないだろうか」「そのためには起伏の険しい道や、舗装されていない悪路でも走行できる、高い性能が必要だ」と考え、【四駆で走るマイクロバス】の開発を決意。しかし当初は壁だらけの難問ぞろいでした。
【凄BUS4X4】、壁だらけの誕生ストーリー。
日本の大手メーカーも昔は四駆バスを製造していましたが、時代とともに需要は低下。日本の舗装された道路では、ほとんどの場合四輪駆動である必要がないばかりか、燃費が低下するというデメリットもありました。結果的にほとんどのメーカーで生産は中止。ひところには某メーカーから復活はしましたが、主に舗装された雪道や凍結路などを走るための用途でした。あくまでも深澤自動車が理想とするのはぬかるんだ道や砂地、瓦礫が散乱するような悪路でも走れる高い走行性を備えた車です。しかし、一から開発するには時間も費用もかかりすぎる。深澤さんは一般的に生産されている二輪駆動のバスを四駆に改良する方法を思いつきますが、実際にそれを開発するにはノウハウや技術を持ち合わせていませんでした。
そう思い悩んでいた時、オーストラリアの「BUS4×4社」が作る四駆キットの存在を知ることに。創業50年以上の歴史がある同社が開発したマイクロバス四輪駆動キットは、起伏の多い地形であるオーストラリアで開発・設計された製品。深澤さんの期待を上回るほどの安全性と快適性を備えています。「これを世界的にも認められている高品質の日本製マイクロバスに組み込めば、時間とコストも抑えられるうえ、目指すようなハイスペックのマイクロバスを作り出すことが可能になる!」そこで早速BUS4×4社への交渉を開始、開発事業に乗り出すことになります。
BUS4×4社へ何度もコンタクトを試みオーストラリア本社への訪問が叶い、何とか四駆キットの購入できるまでこぎつけますが、またしても困難の連続。日本車でも輸出用と国内用では仕様が大きく異なり、オーストラリアで組み上げられたものが日本ではできないという事態に陥ってしまいます。それでもめげずに、知識や技術を駆使すれば必ずできると信じ、開発を続行。四駆バス開発を弊社の新規事業として経営革新計画を作成し、2017年12月には県の承認を受けることに成功。そして数年をかけて独自の改良と、あらゆる工夫を施し、ようやく車は完成。無事、自動車登録も完了したのです。出来上がった車は、オーストラリアBUS4×4社の社長からも高い称賛を受け、2018年12月にはなんと日本での総代理店として契約を結ぶに至りました。オーストラリアの悪路で鍛え抜かれたノウハウが日本でも手に入ります。買えます。
そして新聞でも取り上げられております。自民党市議団の石上顕太郎会長も体験試乗しましたよ!
専用のLSDがついています!
さてこの凄BUS4X4には、OS技研のコースター・リエッセII専用LSDが採用されています。ぬかるみや段差でタイヤが浮き、空転してもセンターデフロックを装備しているので…
このスイッチで『4H(4WD高速)・4L(4WD低速)』を入れることで解決されます。雪にも砂にも泥にも水にも強く、悪天候の高速道路でも安全・快適に運用ができるのが凄BUS4X4のスゴイところ。災害はもはや、万が一ではない今の日本だからこそ、需要は高まること請け合いですね(各自治体・行政や新聞社からも問い合わせや取材がよく来るそう!)。
これで行けなきゃ、もう車は入れない!
これで行けなきゃもう車は入れない!そう言っても過言ではないほど、タフな仕様の凄BUS4x4。キャンピングカーとしての使用や、それこそ荒天でもロケが必要なテレビ局さん・アウトドア系YouTuberさんの利用用途も考えられるかもしれません。過酷な状況化で威力を発揮 本格フルタイム4WDバスの、凄BUS4X4のこれからに注目です!
【速報】2022年7月2日~3日のMOTOR CAMP EXPOに出展します!
タイミングのいいことに(狙って記事アップしただろ!とか言わない!たまたまですから!)2022年7月2日(土)~3日(日)に大阪万博記念公園お祭り広場にて『MOTOR CAMP EXPO 2022』を開催されるのですが、このビッグイベントになんと凄BUS4X4ブースも出展します。とにかく楽しそうな催しモノが目白押しなので、夏休み前のご家族はぜひ参加してみてくださいね。熱い盛り上がりになりそう&実際気候的にめちゃくちゃ暑そう(笑)。水分補給&熱中症対策をしてお出かけください!
■開催概要■
開催名称: MOTOR CAMP EXPO 2022[モーターキャンプエキスポ2022]
会期 : 2022年7月2日(土)~7月3日(日)
時間 : 10:00~17:00
会場 : 万博記念公園お祭り広場(大阪府吹田市千里万博公園)
入場料 : 高校生以上 500円
※別途万博記念公園への入園料が必要になります
特別協賛: Strada
主催 : MOTOR CAMP EXPO実行委員会
URL : https://www.motorcamp-expo.jp/
※公園規定により、ペットを連れてのご入園はできません
※園内でのキャンプや宿泊はできません
■会場へのアクセス■
【公共交通機関でお越しの場合】・大阪モノレール「万博記念公園駅」「公園東口駅」下車すぐ
【お車でお越しの場合】
・中国自動車道「吹田出口」より大阪中央環状線堺方面 約2km
・名神高速道路/近畿自動車道「吹田出口」より大阪中央環状線池田方面 約2.3km
※公園の駐車場は、台数に限りがあります。ご来場には公共交通機関をご利用ください。
凄BUS4X4の情報はこちらにまとめ
凄バス4×4 ジャパン公式サイト
凄BUS4X4 日野リエッセ ⅡHINO LIESSEⅡToyota Coaster日野マイクロ4×4バス
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