ガソリンランプが点滅しても慌てない!走れる距離と5つの対処法を紹介
ガソリンランプが点滅すると慌てますよね。
「ガソリンスタンドまでもつのかな?」
「もしガス欠になったらどうしよう」
日常ではガソリンスタンドの場所を把握していますし、ガソリンランプが点滅することは、あまりないでしょう。
しかし、見知らぬ土地や高速道路などにおいて、「しまった、あのとき給油しておけば!」と焦ってしまうことがあります。
この記事では、そんなケースを想定して、ガソリンランプについて詳しく解説しています。
- ガソリンランプの点滅のタイミング
- 燃料を節約する方法
- ガス欠になったときの対処法
など記事を読むことで、走行中にガソリンランプが点滅しても慌てることなく対応できます。
正しい知識を身に着けて、楽しいカーライフにしましょう。
ガソリンランプが点滅するタイミング
ガソリンランプは、『燃料残量警告灯』『給油ランプ』とも呼ばれます。
ガソリンの残量が少なくなると、ドライバーに「給油をしてください」と知らせてくれる役割があります。
ガソリンランプが点滅するタイミングは、車の大きさや車種によって違います。
大まかな基準ですが、乗用車なら10L以下、軽自動車なら5L以下など設定されているようです。
ちなみにガソリンタンクの容量は、乗用車で40L、軽自動車で30Lが平均です。
そのため、愛車のガソリンタンクの残量が20~25%になると、ガソリンランプが点滅すると想定しておくといいでしょう。
詳しくは取扱説明書に残量の目安が表示されているので、確認することをおすすめします。
ガソリンランプの点滅と点灯は何が違う?
ガソリンランプの点滅と点灯の違いも、車種によってバラつきがあるようです。
ガソリンランプが点滅するタイプの車もあれば、点灯したままの車もあります。
また点灯から点滅するものもあるので、取扱説明書や購入時に店舗で確認するといいでしょう。
「点滅したから大丈夫」「点灯したからヤバい」など、独自の判断基準を設けることなく、ガソリンランプが光ったら、すぐにガソリンを給油しましょう。
ガソリンランプがついてから走れる距離
ガソリンランプがついてから走れる距離は、おおおそ50km程度だとされています。
ガソリンランプが点滅するタイミングと同様に、車種により走れる距離も変わってきます。また同じ車種でもハイブリッド車とガソリン車でも燃費性能が違うので、走れる距離に差が出るでしょう。
走れる距離の目安は、たとえば軽自動車に乗用していたとします。ガソリンタンクが残り5Lになると、ガソリンランプが点滅仕組みですので、燃費が15.0km/Lであれば約75kmは走行可能となります。
燃料を節約する5つの方法
燃料を節約する5つの方法を紹介します。
効果的に使用することで、燃費を良くできます。結果的に、ガソリンの消費も抑えられるでしょう。
1.発進時はアクセルをゆっくり踏み込む
発進時はアクセルをゆっくり踏み込みましょう。
アクセルを強く踏み込むと、エンジンが急回転し、その分ガソリンを消費してしまいます。
アクセルをゆっくり踏み込み、エンジンをゆっくり回転させることで燃費効率が良くなるのでおすすめです。
市街地や繁華街など信号の多い場所では、停車する回数も多くなります。毎回、アクセルを強く踏み込むと、おのずと燃費にも影響します。
発進時はアクセルをゆっくり踏み込む習慣ができれば、年間を通してガソリン消費量を減らせるので、燃料費の節約にもつながるでしょう。。
2.急加速は避ける
急加速もエンジンの回転数が急激に上がるので、ガソリンの消費量が多くなります。
高速道路やバイパスで加速する際は、急加速を避けてジワジワと速度を上げていきましょう。
発進時にアクセル踏み込むのと同様に、急加速を避ける習慣が身につけば、年間を通してガソリン消費量を減らせます。
結果的に燃費も節約できるでしょう。
3.減速時はエンジンブレーキを使う
エンジンブレーキの役割は、「フットブレーキの補助」や「ブレーキ装置の消耗を軽減する」だけではありません。
エンジンブレーキには、燃費効率も高める役割もあります。なぜならエンジンブレーキを使うと、ガソリン使用量にあたる燃料噴射量が0になるためです。
つまりアクセルをオフにし、エンジンブレーキを利用すれば燃料噴射量が0で走行できるため、燃費の節約になるのです。
4.可能なら停止時はエンジンを切る
可能であれば、停止時にエンジンを切ることも燃費の節約になります。
近年の車には、アイドリングストップが搭載されている車も多くなってきました。
ちなみに、環境省のデータによれば「1日5分間のアイドリングストップを行うことで、年間約1,900円の節約が可能」とされています。
(出典:環境省|地球温暖化対策のための税の導入)
エンジンが止まれば、ガソリンを消費しないので、燃費の節約につながります。
5.エアコンをOFFにする
できる限りエアコンをOFFにすると燃費の節約になります。
寒暖差の激しい夏や冬の停止時は、エンジンを切ると車内空間が悪くなってしまうので、現実的とはいえません。
しかし、春や秋は窓を開けたり、空気の入れ替えをすれば車内空間は快適になるため、エンジンを切っておくのが望ましいでしょう。
エアコンをOFFにすればガソリン消費量が減り、燃費の節約につながります。
万が一ガス欠になったら
実際ガス欠になるケースは稀ですが、いざという時のために、ガス欠時の対応方法を知っておいて損はありません。
ここでは、万が一ガス欠になった時の対処法を解説します。
車を左右に揺らす
車を左右に揺らすと、ガス欠の症状が緩和されるかもしれません。
なぜなら、ガソリンタンクの底面に偏ったガソリンを平らにすることで、走行が可能になる可能性があるためです。
- ハンドルを左右に振る
- コーナーを大きく回る
- カックンブレーキをする
万が一の対処法として、試してみる価値はあるでしょう。
ガソリンスタンドで携行缶を借りる
ガス欠になり、近くにガソリンスタンドがあるとわかれば、携行缶を借りるのもいいでしょう。
自分の足で歩ける距離は自分で対応できます。
しかし、スマホ検索やカーナビで数キロ距離がある場合は、知人に頼むあるいは、近くの人にお願いするなどして対応しましょう。
愛車に携行缶を積んでいなくても、ガソリンスタンドに頼めば借りれるようです。ガソリンスタンドに行く前に、電話で確認することをおすすめします。
時間をあけてエンジンをかけ直す
ガス欠を起こしたら、エンジンをかけ直してみましょう。
エンジンがかかって、数キロなら走行できる可能性があります。
しかし、あくまでガス欠を起こした状態に変わりはありません。近くのガソリンスタンドで給油を最優先し、ガソリンスタンドで携行缶やJAFなどのロードサービスを利用するのが得策といえます。
JAFなどのロードサービスを利用する
ガス欠になり、近くにガソリンスタンドがなければ、JAFや自動車保険のロードサービスを利用するのが最も確実と言えるでしょう。
安全な場所に停車し、コールセンターに電話します。その場での対処法を係員が案内してくれるので、精神的にも安心です。
万が一のガス欠に備えて、ロードサービスに加入しておくと慌てずに済みます。
ガソリンランプがついても冷静な対応をしよう!
ここまでガソリンランプついて解説してきました。
実際に、ガソリンランプが点滅しても慌てず対応できます。
ガソリンランプの点滅が起こる前に、事前に対応策を練ることで安心して見知らぬ土地や高速道路で運転できます。
- 愛車の取扱説明書を読んでガソリンランプの点滅を確認する
- JAFなどのロードサービスに加入しておく
- ガソリンタンクの容量を確認し、燃費効率を良くながら走行する
以上のような対策を事前にしておくと、ガス欠にはなりづらく、万が一ガス欠になっても大丈です。
快適なドライブを楽しむためにも、記事を読んでガソリンランプについて知り、対策を施しましょう。