クルマの部品の中でも特に重要ともいえる「タイヤ」

クルマと地面を結ぶ唯一の部品は乗用車のタイヤ1本あたりハガキ1枚程度しか設置面積がないと言われている

そんな重要な部品の状態が悪ければ危険な状態に陥ってしまう、ということだ

2023年のJAF出動理由TOP3を見ると1位バッテリーに続き2位にタイヤのパンクがある
トラブル発生場所に関して一般道路よりも高速道路のほうが約2倍以上高い発生率となっている
これは一般道路に対し、高速道路のほうがタイヤへの負荷が大きいためである

これからのシーズン、必ずと言っていいほどクルマのトラブルが増えてきます
トラブルが発生してしまうと自分自身のほかにも同乗者や後続車などにも危険が及んでしまいます
まして発生率の高い高速道路ともなると平均速度も高く、とっさの判断が遅れてしまうと大きな事故につながりかねません

参照:JAF よくあるロードサービス出動理由


といっていますがタイヤの役割はご存じですか?

馬鹿にするんじゃない、という声が聞こえなくはないですがその役割には重要なものがあります

1.車重を支える
2.駆動力、制動力を路面に伝える
3.方向を転換・維持する
4.路面の衝撃を和らげる

少なくとも大きく分けて上記の4点があげられます

1点目と4点目はそのままですね
車体を含め、乗っている人や荷物の重量を支えています
またクッション代わりになっているので乗り心地であったり、荷物を安全に運ぶためにも重要です
人や荷物がたくさん乗れば、過積載になりタイヤにかかる負荷は大きくなります

2点目と3点目がクルマを動かすうえで重要なポイントかもしれません
一般的なタイヤには溝が掘ってあります
もしそれがなければどうなるでしょうか?
グリップ性能は向上し、走る/止まる/曲がるの基本性能が上がるでしょう
ただ雨天、路面がぬれているときではどうなるでしょうか?

最近ニュースでも取り上げられましたセダン車の高速道路上でのスピン事故
原因はさまざま考えられますが雨が降っていたことから一番可能性が高いのは『ハイドロプレーニング現象』による発生と考えられます

ハイドロプレーニング現象とはタイヤと路面との間に水が入り込むことで、クルマが水上を滑っているようになることです
路面に接していないタイヤは性能を全く発揮できないため、ブレーキもハンドルも効かなくなりかなり危険です

タイヤに溝があっても速度域によっては起こりうる可能性が高いです
ただ溝がなくなっているタイヤであればどうでしょう
タイヤの溝には主に排水を促す役割があります
溝がない=タイヤと路面の間に入った水が逃げない
先述を理解していただければいかに危険であることがわかるかと思います

参照:BRIDGESTONE タイヤのキホン


近年では異常気象の影響で各地でゲリラ豪雨などが頻発しています
数分前とガラッと状況が変わってしまうなんてことも

さらに夏場ともなると路面温度が上昇し、タイヤが膨張することでバースト事故が起きやすくなる傾向もあるようです

帰省や遠出をするなどクルマに乗る機会が増えてくる季節となります

タイヤに関する事故は自分自身だけでなく、同乗者や周りの人にも危険が及ぶ可能性が高いです

クルマに乗る前の点検をしてみてはいかがでしょうか?

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