ハイエースが持つ9つの魅力を徹底追求!ミニバンとの比較も解説
数ある車の中でも、圧倒的な広さを誇るハイエース。その広さ故に、事業用としてはもちろんのこと、アウトドアなどの趣味にもうってつけの車です。
そんなハイエースには国内だけでなく海外からも人気があり、熱狂的なファンも少なくありません。そのため、ハイエースは他にはない魅力を持った車といえるでしょう。
この記事ではハイエースの9つの魅力を紹介し、用途やサイズ感が似ているミニバンとの比較もしていきます。
これからハイエースを購入しようと検討している人はぜひ参考にして、自分に最適なハイエースを選んでください。
ハイエースってどんな車?
ハイエースとはトヨタ自動車が製造・販売するキャブオーバー型の乗用車です。1967年に初代ハイエースが初登場し、そこからモデルチェンジなどを繰り返し、現在は5代目が最新のモデルとなっています。
ハイエースは国内外問わず根強い人気がある車で、2018年の販売台数は5万7893台と高く推移しています。類似車である日産キャラバンの販売台数は2万3713台となっており、ハイエースと比較してもその差は一目瞭然です。
モデル全体を通して耐久性や積載量に優れているため、商用車や貨物車として活用されるケースが目立ちます。また、多くの荷物を詰めることから、アウトドアレジャーなどを趣味とする人たちからも多くの指示を得ています。
ハイエースが持つ9つの魅力
多くの人から人気がある理由としては、積載量はもちろん、趣味に合わせてカスタマイズができるなどといったさまざまな魅力があげられます。
ここではハイエースが持つ9つの魅力を詳しく解説していきます。
圧倒的な広さ
ハイエースの魅力は、なんといっても圧倒的な車内の広さです。ハイエースの荷室全長は3mと長く、荷室の横幅も1.5mとなっています。
参考までに、ハイエースとアルファードの荷室の大きさを表でまとめたので、合わせて見ていきましょう。
車種 | 荷室全長 | 荷室横幅 | 荷室高さ |
---|---|---|---|
ハイエース | 3m | 1.52m | 1.32m |
アルファード | 1.78m | 0.92m | 1.15m |
ハイエースのモデルやシートのアレンジ状況にもよりますが、荷室の全長と横幅はアルファードと比較しても約2倍の差があり、これだけ見てもハイエースには圧倒的な広さがあることがわかります。
例えばキャンプなど荷物が多くなってしまう場合でも、この荷室の広さがあればたいていの道具は積むことができるでしょう。
1.趣味に合わせてカスタマイズできる
そのまま乗っても十分活用できるハイエースですが、自分の趣味に合わせて荷室をカスタマイズすることも可能です。これにより、より効率良く快適な趣味の旅を送ることができるでしょう。
例えば釣りが趣味の人の場合、竿を収納するためのロッドホルダーや、サイクリングが趣味の人であれば、自転車を収納するサイクリングホルダー取り付けることができます。
(画像引用:モデリスタ|modellista.co.jp)
このように、自分の趣味に合わせてカスタマイズできる点がハイエースの魅力の1つです。
2.自分の好きなようにアレンジできる
ハイエースの魅力の1つとして、自分の好きなようにアレンジできる点があげられます。
ハイエースには趣味に合わせたカスタマイズパーツだけでなく、車のインテリアやエクステリアをアレンジするパーツが多く販売されているためです。
内装のカスタマイズで言えば、インパネ部分のインテリアを木目調にアレンジするパネルがあったり、運転席と荷室を間仕切りするカーテンを装着できたりと、ある程度自分の好きなようにアレンジできるでしょう。
快適な車中泊が可能
ハイエースは荷室が広くなっているため、車中泊をするにはうってつけの車です。
シートアレンジの自由度が高く、シートを畳めば荷室がフラットになるため、快適な車中泊が可能になります。また、荷室の余白も広く取られているため、狭くて寝づらいといったことも起きにくいでしょう。
最近では、車中泊仕様のハイエースなども販売されているため、車中泊をする頻度が高い人にはおすすめです。
安全性が高い
ハイエースは安全性能でも優れた機能が搭載されており、安全性が高いと言えるでしょう。
その要素の1つとして、ロアメンバーやアッパーメンバー、ドアビームといった補強材が採用されている点があげられます。これにより、衝突時には衝撃荷重を分散・吸収し、車室内の変形を最小限に抑えることが可能です。
また、万が一対人衝突が起きた場合でも、歩行者の頭部などに加わる衝撃を緩和するボディ構造となっています。
運転しやすい
ハイエースはその大きさ故に、運転が不安という方も多いと思います。しかし、見た目以上に運転がしやすい車と言えるでしょう。
ハイエースにはボンネットがなく、運転席が普通車よりも高い位置にあるため、見切りが良く前方が確認しやすい車です。そのため、狭い道や入り組んだ道でも、前方車両を擦ってしまうといったことは起きにくいと言えます。
また、窓ガラスも大きく作られているため、後方視界が良いという点も特徴的です。それでも後方が不安という場合でも、ナビと連動したバックカメラを装着することもできます。
寿命が長い
一般的な乗用車の走行寿命は、10万kmと捉えられることが多い中、ハイエースの走行寿命はこの寿命は当てはまらない場合が多いです。
その理由として、ハイエースにはディーゼルエンジンという頑丈なエンジンを搭載していることがあげられます。これにより、走行距離が20万、30万を超えても問題なく使用しているケースが多くなっているのです。
海外では走行距離が100万kmを超えても、現役で走っているケースも報告されており、ハイエースの寿命は底が知れません。
ただ、いくら走行寿命が長いといっても、定期的なメンテナンスは必要不可欠という点は、押さえておきましょう。
燃料代が安い
ハイエースにはガソリンエンジンとディーゼルエンジンが用意されていますが、ディーゼルエンジン搭載のハイエースを選べば、ガソリン車に比べて燃料代が安く済む場合があります。
軽油はガソリンよりも20円程安くなっているため、1ヶ月に100Lの燃料を使うと考えた場合でも、2,000円程燃料代が安くなるということがわかります。年間にすると24,000円の差が出てくるため、決して少ない金額ではないでしょう。
リセールバリューが安定している
ハイエースは、リセールバリューが高い車として広く知られています。車のリセールバリューは、車買取店のニーズと市場のニーズによって決まる場合が多く、手放した際の価格が落ちづらいというのは、「その車にニーズがあるから」ということが言えるでしょう。
一般的な車の残価率(新車価格に対する残価の割合)は、3年後で45〜60%、5年後で30〜50%と言われています。しかしハイエースの場合、残価率が50%前後に推移するのは8〜9年後であるため、車の価値が落ちづらくリセールバリューが安定していると考えられます。
ミニバンとの比較
ハイエースと国産Lサイズのミニバンでは、そもそもの車体のコンセプトが違ってきます。例えばアルファードなどのミニバンは、「人を乗せて快適に走る」ことが目的とされていますが、ハイエースは「より多くの荷物を載せる」ことを目的とされているのです。
荷室の広さにも違いがあり、たくさんの荷物を載せたい場合はハイエースに軍配が上がります。また、乗車人数に関してもアルファードは7〜8人乗りとなっていますが、ハイエースは最大で10名まで乗車が可能です。
その他、ミニバンとハイエースを比較するとさまざまな違いがあります。下記の表を合わせて参考にしておきましょう。
(引用:FLEX|【売れてるのはコレ】ハイエースvs国産Lサイズミニバン 違いを徹底比較します!)
ハイエースには魅力がたくさん詰まっている
ハイエースは荷室の広さや運転のしやすさ、走行寿命が長いといった魅力がたくさんあります。商用車としてはもちろんのこと、キャンプやサーフィン、釣りなどが趣味の人は、ハイエースが大いに活躍するでしょう。
色々な用途に合わせて活用でき、魅力がたくさん詰まったハイエースがあれば、今よりも快適で利便性の高い趣味の旅が送れるかもしれません。