ルマのカスタマイズをする上で性能面を大きく向上させるエンジンチューン
純正ECUはあらゆる環境で誰が運転しても壊れることがないように設定されるため、エンジンのポテンシャルをを100%発揮しているとはいえません。
そのポテンシャルを引き出すうえで必要となるコンピューターのセッティング。
今回は『サブコン』に注目してみる。


もそもサブコンとはサブコンピューターの略称で、大きな役割としては純正ECUを補助するものである。

吸排気系やタービン交換などのエンジンチューンを行っていくと純正ECUでは補正しきれなくなり、本来の性能を発揮することができないケースがある。
その補正できない領域を簡易的にサポートする第2のコンピューターとしての役割を担う。

主に、燃料噴射量の調整や点火時期などをコントロールするタイプが多い。


ブコンとは別に『フルコン』というものも存在する。
フルコンピューターのことを指し、それ単体でエンジンを制御できるコンピューターである。
フルコンのメリットはサブコンよりセッティングの幅が広く、回転数や負荷状態、吸気温や水温に対する燃料噴射量や点火時期の調整はもちろん、回転リミッターや速度リミッターの制御など、ECUが制御しているあらゆるセンサー情報と出力信号を制御することができるのでハイチューンドエンジンなどにも適している。

反面、施工などには専門的な知識を必要とし、費用も比較的高めなので気軽に、とはなかなかいかない。
また純正ECUの書き換えともなると誤って整備工場などで書き換え後のECUをリセット、、、なんてことしてしまうと十数万円の施工費がパーに

対して今回紹介しているサブコンはエンジンとハーネスの間に割り込ませるタイプが多くカプラーオンがほとんど
比較的ローリスクでだれでも簡単にDIYで装着することができ、フルコンよりも安価な価格であることが多い。


ブコンの強みはまさに手軽に誰でも簡単に。
まさにこれに尽きる。

筆者も整備には慣れていないものの、説明書を照らし合わせながら簡単にとりつけられることができた

今回OS技研より新たに発売となった『RaceChip』だが、目的としてはOS技研製の機械式LSDとの相乗効果を狙ったものとなっている。
LSD装着車はトラクション向上する代わりにトルクが失われる傾向がある。
そのトルク感を向上させるさせることでLSDのトラクションとサブコンのトルク感でより爽快でストレスフリーな走りをすることが可能になる代物だ。

取り付けは上記でも話した通り、エンジンとハーネス間に割り込ませるだけ。
操作もユニット本体には+(プラス)と-(マイナス)の2つのボタンがついており、任意でコントロールすることができる。
取り付け方次第にはなるが車内にユニットを置けば手元で簡単に操作することも可能だ。

RaceChipからも発売はされているが今回の製品に関してはOS技研がLSDとの相乗効果を狙うために独自にチューンされた全く新しいものである。

実際に双方がついたハイエースを試乗したが0(ノーマル)と5(推奨レベル)の差は体感た。
特にLSDの性能が発揮される高速時では中速域から高速域にかけた加速でほぼ明確に、といっていいほど変化を感じることができた。

さらにステージを変え、こう配のきつい山道でもテストを行った。
その差は歴然。
急こう配かつ角度のきついカーブでは0だとLSDは効いてはいるがトルク不足を感じ、割増アクセルを踏まなければならなかった。
ただ5にすると0と同じ感じでアクセルを踏むと力強く前へ進むようになった

まさに『LSDのトラクション』と『RaceChipのトルク感』がかけ合わさった瞬間だ。


OS技研より発売されるRaceChipは全部で3車種

■ハイエース 2.8L / 3.0L ディーゼル >>> 購入はこちら <<<
■キャラバン(4N16) >>> 購入はこちら <<<
■カムロード 2.8L ディーゼル(1GD-FTV) / 3.0L ディーゼル(1KD-FTV) >>> 購入はこちら <<<

価格は104,500円(税込)と少しお高いように感じられるが、すでにLSDをつけている方には強くお勧めできる製品である。

購入はOS技研公式オンラインショップの OS Factory Line から購入できる。

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