順位より楽しんだ者が勝ち!?初心者大歓迎のバイクレース!

初めまして!OS技研 営業部のタケちゃんです!

今年5月に入社した新米社員で、営業と広報を担当させていただきます!これから少しずつココに記事を掲載しますので、皆さまよろしくお願いします!

クルマのパーツメーカーがバイクの世界に?

タケちゃんの記念すべき記事第一号は、なんとスクーターレース!

OS技研ではクルマのパーツを製造・販売していますが、実はかつてはバイクの部品を製造していた実績があるんです。

個人的にバイクも大好きなタケちゃんは「OS技研でバイクの部品をまた作りたいなぁ~」と目論み(笑)、まずはバイクレースの世界を知ろうではないか!と協賛品を手に、真夏全開の8月21日、愛媛県の瀬戸内海に浮かぶ小さな島のサーキットで行われたスクーターレースにお邪魔しました!

どんなレースだったの?

今回お邪魔したレースは、初心者大歓迎敷居が低―く設定されていて、大会名がそれを物語っているんです!その名も「全力で楽しむ耐久レース IN生名(いきな)」!

レースって優勝目指して争うのが普通ですよね!?でもこのレースは全力で楽しんだ者勝ちなんですよ(笑)

そして出場マシンも初心者に優しいのがこのレースの特徴。4スト(※) 50㏄のスクーターしか出られません!通勤や通学でよく使われる、いわゆる原付スクーターです!バイクのレースって言ったら、大きくて速いバイクで、初心者にはちょっと…ってイメージですよね!そのイメージをいい意味でぶっ壊して、より多くの人に興味や関心を持ってもらおうというのが主催者の想いだそうです!

(※)4スト…昨今のクルマやバイクに搭載されているエンジンの方式。バイクでは2000年台前半ごろまで2ストというエンジンの方式があったが、環境対応の問題で現在の市販車にはほとんど搭載されていない。

 

本当にそんなバイクで出られるのかな…

初心者大歓迎とはいっても、中にはめちゃくちゃ本気のベテランさんも。

こんなの街中で走ってないよ…ってくらいバリバリに改造してあるバイクもちらほら。サーキットでは一般公道を走るうえで必要なライトやウインカー、ナンバープレートすら必要ないので、それらを外してサーキットに持ち込む人が多いんだとか。特にライトなどは転倒したときにレンズが割れて散らばってしまうと危険なので、外すかテープなどで飛散防止をする必要があるみたいです。

でも裏を返せばテープで対策をすれば、通勤や通学で使っているバイクでもレースに出られるんですよね!(ここポイント!)今回の出場マシンを見ても、ナンバープレートを付けたままレースに参加している人が何名も!テープを張り付けてはいるものの、ちゃんとヘッドライトやウインカーもついていました!

バイク以外に必要なもの。大きい出費に救世主!

老若男女問わず幅広く乗られていて身近な原付スクーターですが、どうしてもサーキットでレースとなれば危険が伴うもの。最高速が60km/hほどではあるけれど、普段の服装で転倒すれば大けがに繋がります。バイクのレースには通常の公道で乗る際に必要なヘルメットのほかに、革グローブ、革ツナギ、レーシングブーツなどの安全装備が必要になります。ヘルメットも半ヘルなどでは危険なので、フルフェイスヘルメットが必須。それらを新品でそろえようとすると、軽く20万円はかかってしまい、初心者にはとてもキビシイ出費となってしまいます…。

でも初心者大歓迎を掲げるこのレースでは心配ご無用!

そんなの持ってないけど、とりあえずレースに出てみたい!という人におすすめなのがレンタルツナギです!

このレースの舞台となる生名(いきな)サーキットには、1日500円でツナギや装備をレンタルできるサービスがあります!ただし、サイズがない場合もあるので、事前に確認をお勧めします。定期的に洗濯もされているので安心ですよ(笑)

いよいよ決勝レース!

このレースは、1人から4人でチームを組んで交代で出走し、3時間のうちに何周できるかを競う、耐久レースという種類のレースです。

もちろん通常なら、上級者が周回数を多く走れば優勝を目指せるわけですが、それじゃ初心者さんはつまらないでしょ?ってことで、様々なゲーム要素が組み込まれていたのです!

夏の風物詩がレースの試練に!?

レースが始まって最初のライダーから次のライダーに交代するとき、コースから離脱してピットインをするのですが、ここで最初の試練が待ち受けていました…!

バイクから降りて次のライダーは出走する準備が整っているのに、そのライダーは出て行きません。最初のライダーを見てみるとヘルメットを脱いで、なんと一心不乱にかき氷を頬張る姿が!最初の試練というのは、このかき氷を完食しないと次のライダーが出走できないルールでした!いくら真夏とはいえ、かき氷を一気にかき込むと、あの頭キーン!が襲ってきてなかなか食べられないんですよね(笑)完食したのを見届けて、次のライダーは真剣さと微笑みの織り交ざった顔で出走していきました!

次の試練…必死な表情で昔遊び?

3時間のレースの中で最低4回のピットインがルールで義務付けられており、最初の第1ライダーから次の第2ライダーへの交代はかき氷でしたが、第2ライダー以降の交代時はまた違う試練となりました!

走り終えたライダーがグローブやヘルメットを着けたまま、30秒以内にけん玉を成功させなければならないのです!一度も剣や皿に乗せられなかった場合はペナルティとして総周回数から1周マイナスされてしまうんです…

しかし、ここでもビッグチャンス到来!一度成功させた後の残り時間で剣刺しが成功すればなんとプラス5周のカウントになるんです!大皿や小皿でもプラス1周や2周と加算されるようになっていました。

こういったゲームで初心者に挽回のチャンスが回ってくるように思考が凝らされていて、初心者ベテラン問わず、笑いや必死さの声が聞こえていました!

レースはやはり白熱!そしてガシャーン!

実際のコース上に目をやると、ピットの雰囲気とは違って皆さん真剣そのもの!ベテラン同士の熱い接近戦は小さなバイクでも迫力満点!中には白熱し過ぎてバトル中に派手に転倒してしまうライダーもちらほら…ガシャーン!という音には誰もが注目し、ピットにライダーが戻ると仲間たちが駆け寄ります。初心者さんはレースの雰囲気を楽しみながら、でも上達しようと努力する懸命な姿も見られました。

あっという間の3時間

そんなこんなで真剣にはしゃぐ(?)大人たち!(笑)楽しい時間というのはあっという間で、厳しい猛暑の中でもすぐに3時間が経過ゴールの目印となるチェッカーフラッグが振られ、いよいよレースも終わり。周回数の集計が終わって1位から3位までのチームが表彰台に上ってトロフィーを受け取っていました。

そしてここからが第2のイベント!特別賞の授与と協賛品争奪じゃんけん大会の始まり!そう!レースが終わっても楽しんだもん勝ち!特別賞にはバイクをかっこよくメイキングした人に「ベストドレッサー賞」、一番派手に転んだ人に「よく転んだで賞」、特に楽しんでいた人に「全力で楽しんだで賞」など順位以外の見せ場を作った人に贈られました。ちなみによく転んだで賞に輝いた方は、壁に衝突する際の衝撃を吸収するスポンジバリアに見事に突っ込んでいました。(ケガはなかったそうで何より!)

その後、各協賛者からの協賛品を賭けたじゃんけん大会に!代表のスタッフとの勝ち抜きでしたが、かなり多くの品があったため大多数の参加者や付き添いの方に分配できたようです。弊社からはオリジナルTシャツ10枚を提供していましたが、とても喜んでいただいたように感じました。

今回のレースは終始一貫して、初心者もベテランも年齢も、垣根なくお互いに笑いあい称えあう1日でした!

この記事をみていただいて、バイクにレースにサーキットに少しでも興味が沸いていただけたなら、非常にタケちゃんが喜びますので(そうじゃない!)、ぜひ一度レースの世界をのぞいてみてくださいね!