なぜオイル交換をするのか?

考えられた事はありますか?

多くの方は「汚れるから」とお答えだと思います。

そうなんです汚れるんです。

車屋さんやガソリンスタンドの整備士さんが「汚れているから替えときましょう」

と薦められるのは視覚的に一番分かり易いからで、実は汚れているだけでなく、

粘度(粘度については次回詳しく取り上げます)や温度を下げる効果も低下し、

エンジンにとっては負担が増え、しいてはエンジンの寿命や燃費に影響を及ぼします。

前回の記事でエンジンオイルの役割は大きく5つと書きましたが、滑らかにしたり

熱を吸収したり、汚れを取ったりなど、その仕事をしていくうちにオイルは劣化していくのです。

オイルの交換を怠って長期にわたり使用し劣化したオイルはやがてスラッジ(汚泥)として

エンジン内部に溜り、新しいオイルを入れてもその流れを阻害したり潤滑の邪魔をしてしまいます。

充分にオイルが行き渡らないエンジン内部は水の流れないウォータースライダーを滑るようなもので

想像するだけでも熱くて痛そうです・・・・。

【エンジン内部の画像】

この回ではオイル交換がなぜ必要なのかが、なんとなくお分かりいただいたと思いますので

次回はオイルの種類や違いについてお伝えして参ります。