グランピングとキャンプの違い4つとそれぞれのメリット・デメリット
グランピングとキャンプの違いとして、「豪華さの圧倒的な差」があげられます。
それぞれに良さがあるのですが、グランピングには華やかさがあり、キャンプにはロマンがあります。
この記事を読めばグランピングとキャンプの違いについて理解できるとともに、グランピングやキャンプに詳しくない人でも、「自分がどっちが好みか」判断できるでしょう。
手ぶらでキャンプが楽しめるグランピングとは?
グランピング(Glamping)とは、「グラマラス(glamorous)」と「キャンピング(camping)」をあわせた造語です。魅力的なキャンプという意味として使われています。
通常のキャンプとは違い、「手ぶらでキャンプ」が楽しめるので、気軽にキャンプ気分を味わえる新しいキャンプスタイルです。
そのほかに、以下の3つの特徴があげられます。
- 持ち物がいらない
- 空調が管理されている
- ティピー型のテントに泊まれる
食事はシェフが振る舞ってくれるタイプと、BBQなど自分たちで調理するコースの2つのタイプがあります。
どちらのタイプでも準備や後片付けはすべて料金に含まれているため、ただただ大自然の中で美味しい料理を堪能できます。
グランピングとキャンプ違い4つ
グランピングとキャンプの違いは、大きく分けて4つあります。
1.費用
グランピングはひとり20,000〜50,000円ほどかかり、かなりの高価格となります。一方キャンプは人数関係なく1区画利用するのに4,000〜7,000円ほど。
かかる費用だけを見れば、キャンプが圧倒的にコスパが良いです。しかし、グランピングが高いのは理由があります。それは、何も考えず何も持たず、キャンプを楽しめる用意が準備されているためです。
そのほかにも、
- テントの設営が不要
- 料理の準備も調理も不要
- お金さえ払えばキャンプが楽しめる
といった、特徴があります。
グランピングはハイグレードのキャンプです。費用はそれなりにかかりますが、「大自然の中でのキャンプ体験」が簡単に得られます。
2.持ち物
グランピングとキャンプでは、持ち物に関しても大きな違いがあります。なぜなら、グランピングは何もいらず、キャンプは自分のキャンプ道具頼みなためです。
そのほかにも、
- グランピングは手ぶらでOK
- キャンプは道具一式が必須
- テントや寝袋、焚き火台などのキャンプ道具をレンタルできるキャンプ場もある
といった、特徴があります。
キャンプにおいては、薪や炭だけを販売しているキャンプ場や、テントから寝袋(シュラフ)まで幅広くレンタルできるキャンプ場もあるので、サイトを要チェックしましょう。
3.楽しみ方
グランピングとキャンプでそれぞれの楽しみ方があり、人によっては好みがハッキリと分かれるでしょう。なぜなら、グランピングとキャンプでは、快適さに大きな差があるためです。
グランピングでは、快適さが売りの一つとして特化されていて、思う存分アクティビティを楽める時間があります。
一方、キャンプでは、「過程を楽しむ心」がある方向けです。時間をかけて楽しむのが好きな方には、最高のアウトドアとなります。
設営から撤収まで、ありとあらゆる行動を自分で決め、ひとつひとつこなしていくことに達成感を得られるためです。
4.キャンプ飯
キャンプ飯は、グランピングの方が豪華な傾向にあります。なぜなら、グランピングはシェフがフルコースを振る舞ってくれる場合があるためです。
もちろん自分たちで調理できるBBQコースなどもあり、お好みのコースを選べます。
そのほかにも、
- 新鮮な食材によるBBQ
- インスタ映えの豪華なコース料理
- 調理から盛り付けまですべてお任せ
といった、特徴があります。
このようにグランピングは、至れり尽くせりの極上の時間を過ごせます。イメージとしては、大自然の中にあるホテルだと思えば良いでしょう。
自宅ではなかなか作れない本格的な料理を、森の中で味わうことができ、非日常感を楽しめます。
グランピングのメリットとデメリット
グランピングは、気軽に利用できるアクティビティのひとつです。ここではグランピングのメリット・デメリットを紹介します。
最大のメリットは準備も後片付けも必要ないこと
グランピングの最大のメリットは、手ぶらでよいということ。なぜならキャンプをするための道具や寝具など、すべてのものが用意されているためです。
そのほかにも、
- シャワーがある
- 設営や撤収する必要がない
- 調理する手間がいらず片付けもない
- キャンプ初心者でも魅力的な時間を快適に過ごせる
といった、特徴があります。
巨大なティピーテントに泊まれるうえに、内装はリッチな高級ホテルに引けをとらないほどの豪華さです。満足のいくキャンプを楽しめるでしょう。
デメリットは金銭的に少し割高なところ
グランピングのデメリットは、思ったよりも料金がかかる点です。なぜなら、割安に行えるキャンプと比べると、価格は倍以上に膨れ上がる場合があるためです。
そのほかにも、以下のような制限がある場合も。
- グランピング施設が少ない
- ペット同伴NGのところが多い
- キャンプギア持ち込みなどに制限がある
キャンプのメリットとデメリット
またグランピングはさまざまな点において、ホテル並みの快適さを体験できることから、逆に「アウトドア感をそこまで感じない」人もいます。
キャンプというよりは、「大自然の中にあるホテル」の方がしっくりくるでしょう。
それほど、グランピングは清潔感あふれる仕様となっています。
豪華で魅力的なグランピングは、一度は体験したくなるアウトドアのひとつと言えますが、その分費用がかかる点はデメリットになるので押さえておきましょう。
キャンプは割安で楽しめるアクティビティのひとつ。知っておくべきメリット・デメリットをご紹介します。
キャンプのメリットといえば「自由度」の高さ
自分次第で自由な楽しみ方ができる点が、キャンプの1番のメリットです。
そのほかにも、以下のようなメリットがあります。
直火によるレシピの多さ
タープの張り方も多数ある
キャンプ道具によってキャンプスタイルを変えられる
しかし、自由度が高いとはいえ、マナーが悪かったり、キャンプ場のルールを破ったりすることはないようにしましょう。近年では、キャンプブームに乗じて、マナーの悪いキャンパーが増えています。
自然を壊さない範囲で、焚き火やBBQなど、アウトドアならではの、「非日常的な体験」ができるのがキャンプの醍醐味です。
自分なりのタイルを確立し、自由きままにキャンプを楽しみましょう。
デメリットは後片付けが大変
キャンプのデメリットとしては、後片付けが想像以上に大変な点があげられます。
なぜならテントやタープ、焚き火台、食事などの後片付けを、全て自分で行う必要があるためです。
そのほかにも、
- シャワーがない
- 使い終わった炭の後処理
- キッチンツール系の手洗い
- 雨や霜で濡れたテントやタープの片付け
といった、特徴があります。
キャンプ初心者であれば、これらの撤去作業を行うのは荷が重いかもしれません。
このように、後片付けの必要がないグランピングに比べ、はキャンプは後片付けが必須なため、人によってはデメリットに感じる場合もあるでしょう。
グランピングとキャンプおすすめはどっち?
グランピングのメリット・デメリット、キャンプのメリット・デメリットを把握すれば、自分の好みが分かります。
グランピングに向いている人
「キャンプ初心者」はグランピング向きと言えます。なぜなら、煩わしい作業がなく、快適にアウトドアを楽しめるためです。
他にも、以下のような方はグランピング向きです。
野生動物や害虫に怯えたくない
自然の中で優雅なひとときを過ごしてみたい
キャンプのイロハが分からず道具も持ち合わせていない
旅先で、ホテルや旅館では味わえない「非日常の体験」をしてみたい方向けとも言えます。アウトドアを楽しむのに、準備も片付けもなにも必要がないのは、唯一グランピングだけです。その分、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。
キャンプに向いている人
物作りをするのが好きな方は、キャンプ向きとも言えます。なぜなら「不便を楽しむ」ことも、キャンプの醍醐味であるためです。
たとえば、
自由が好き
自前のキャンプギアで満喫したい
大自然と一体化する気分を味わいたい
といった、特徴があります。
自分の心に素直になれる時間が魅力とも言えます。キャンプはグランピングよりも、自然を感じることができます。
そのほかにも、キャンプの就寝方法は多岐にわたります。
車中泊
ハンモック
テント内でマットを敷く
テント内でコット(折りたたみベッド)を使う
なんでもありの自由度の高さが、キャンプの楽しみの一つ。ぜひ、自分のスタイルを見つけて、楽しんでみてください。
快適なキャンプライフを送ろう
グランピングとキャンプの違いは沢山あります。それぞれの違いやメリット・デメリットを知っておくことで、未然に失敗を防ぐことができるでしょう。
しかし、キャンプサイトによっては、利用できるアクティビティやルールが違います。事前にホームページを見ておくなど、その点はしっかり押さえておきましょう。
グランピングとキャンプの違いを理解し、快適なキャンプライフを送ってください。