未塗装樹脂パーツに新車の輝きが復活!【OS SUPER GLOSS(OSスーパーグロス)樹脂復活剤】

車ってこまめに洗車やワックス掛けをしていても、年月が経つとどうしても劣化が目立ってきちゃいますよね。特に気になるのが、未塗装のバンパーや窓枠などの黒い樹脂部分。新車のときは黒々としていたのに、古くなるとなぜか白くなってきて、一気に“老けた”印象になってしまいます。最近流行のSUVやハイエースなどの商用車は敢えてバンパーやフェンダーアーチなどを未塗装としていることが多いだけに、劣化していると余計に目立ちます!

そんな未塗装樹脂パーツに特化した復活剤が、あのOS技研から発売されていることをご存知でしょうか? その名も「OS SUPER GLOSS(OSスーパーグロス)樹脂復活剤」。実際に自分の車で試し、その効果を確かめてみました。

OSスーパーグロスを試してみる!

SUVなどがバンパーの一部分を未塗装としている理由はさまざま。“ワイルドに見せる”ためであったり、“ちょっとキズ付いても目立たせない”ため、あるいはコスト削減のためだったりします。確かに合理的ではあるのですが、「カラード」になっているボディ部分は紫外線や酸性雨といった外的要因から塗装膜で守られているのに対し、未塗装樹脂部分は剥き出しの状態。それゆえに経年変化=劣化しやすいのです。劣化すると本来、黒かった表面が灰色がかったり、ナゾの縞模様が浮き出てきたりします。

未施工
▲こちらは施工前の状態

塗装してある部分ならコンパウンドによる磨きで復活させることができますが、未塗装では無理! 何とかならないの? と思っていたところに現れた、渡りの船のケミカル製品が「OS SUPER GLOSS未塗装樹脂復活剤」でした。さっそく試してみましょう!

パッケージには「パーツが蘇る感動を味わって欲しい思いだけで作りました」の文言が。ふむふむ。製品はコーティング剤が入った30mlボトルと専用スポンジ、マイクロファイバークロスがセットになっています。

OSスーパーグロス製品
▲ブルーのボトルが可愛らしい! コーティング剤はよく伸びるので30mlで十分な量

まずは、
① 素材の表面をキレイに洗い、しっかり乾燥させます。
本来はブラシなどで丁寧に掃除した方が良いのかもしれませんが、ウエス等でざっくり拭くだけでも大丈夫です。

マスキング
▲施工前にしっかり乾燥させることが大事!

次にボディなど塗装されている部分をマスキングしてから
② コーティング剤を専用スポンジに適量つけ、施工したい場所に薄く伸ばしていきます。

スポンジ
▲コーティング剤はほんの少量でOK
伸ばす
▲軽い力でスポンジに付いたコーティング剤を伸ばす

うおー、今まで灰色がかっていた未塗装樹脂部分に、みるみる黒々とした本来の色が蘇っていきます。
マスキングは塗装面にコーティング剤が付いてムラになるのを防ぐためであって、ざっくりでも大丈夫。もしコーティング剤が塗装面に付いてしまっても浸食することはないそうなので、拭き取ればOKです。

そしてさらに
③ 同じスポンジで表面を均すように上塗り。
スポンジには最初につけたコーティング剤がまだ残っているはずなので、再びつける必要はありません。
この作業工程は塗りムラを防ぎ、しっかり表面をコーティング剤で覆うためのもので、専門用語では「レベリング」と言うそうです。この作業も腕力は必要ありません。

コーティング剤を塗布した表面がある程度乾いたら、
④ マイクロファイバークロスで拭き上げ、そのまま10分以上乾燥させます。
クロスで拭き上げることによって、表面が自然な仕上がりに変化します。

クロス拭き上げ

施工手順は実にこれだけ! とってもカンタンでした。

施工後は経年変化で白っぽく、カサカサになっていた未塗装樹脂部分に黒く、深い艶が見事に蘇りました。
宣伝文句に偽りなし、これは本当に感動します!

施工しやすさと耐久性の高さも特長

コーティング剤は透明のサラッとした液体で、力を入れなくても非常によく伸びるのが印象的でした。未塗装樹脂部分専用のコーティング剤は他社メーカーも発売していますが、多くのものは油脂系材料で過度にギラ付き、ホコリなどを余計に吸い寄せてしまいます。また油脂系のものは雨で流れてしまうので、耐久性においても短期間しか効果が持ちません。

「OS SUPER GLOSS未塗装樹脂復活剤」の効果は6か月〜1年とのこと。ただいま施工から1か月ほど経過しましたが、確かにまだ効果が続いています。

さて、ここで疑問。未塗装樹脂部分が経年変化で白っぽくなるのはナゼでしょうか? OS技研の何森社長&製品開発に携わったリアルの佐藤代表の対談動画によると、実際に変色しているわけではなく、紫外線や酸性雨などの外的要因によって樹脂表面が荒れ、細かな凹凸が出現することによって“白く見える”そうです。
動画はコチラ↓

確かに、プラスチックなどの樹脂をヤスリ掛けすると、白っぽくなりますよね。アレと同じ原理でしょう。荒れた表面に水や油などを塗るだけでも一瞬は黒くなりますが、乾くと元の色に戻ってしまいます。「OS SUPER GLOSS未塗装樹脂復活剤」は未塗装樹脂部分を何かで覆うのではなく、経年によってできた細かな隙間をコーティング剤で埋めることによって本来の艶を取り戻す構造なのです。

ピラー部分

ワイパー部分

注意したいのは、未塗装樹脂部分が新品に近い車にこの製品を施工しても、ほぼ効果がないということ。その名の通り、“復活”させることを目的とした製品というわけです。ちょっと古くなってきた車にお乗り方にオススメです。ぜひお試しください!

製品の購入はコチラから