冬のドライビングはここがポイント。リスクを知って安全運転を!

冬のドライビングはここがポイント。リスクを知って安全運転を!

朝、目覚めたら一面の銀世界! 都市部や温暖な地域に暮らすドライバーの中には、「雪道走行が苦手!」という人もきっと少なくないでしょう。確かに、積雪した道路は普段の何倍も滑りやすく、車のトラブルも起こりやすいため油断大敵です。でも事前にしっかり準備し、イメージトレーニングしておけば決して怖くありません。この記事では急な大雪でも慌てずに済む、スノードライビングの基本、特に注意したいポイントについて解説します。

出かける前のチェックポイント

走る前の準備運動と同じように、雪道走行も「出かける前に何をするか?」でその後のリスクが大きく変わってきます。外出前、駐車場でしておきたいチェック、アクションを手順に沿って紹介します。

天気予報を確認する

外出前にすべき一番大切なこと、それは「天気予報の確認」です。大雪や風雪の注意報、警報が発表されている場合には、外出を取りやめた方が賢明でしょう。たとえ自分自身の準備が万端だったとしても、大渋滞や事故に巻き込まれて帰宅できなくなるリスクがあるためです。降雪予想や道路状況は、気象庁やJARTIC(日本道路交通情報センター)のサイトで確認できます。なお「冬用タイヤ規制」が発令されている区間はスタッドレスタイヤでもチェーンでも走行OK。「チェーン規制」が発令された区間は文字通り、チェーン装着車しか走行できません。

気象庁:https://www.jma.go.jp/bosai/snow/#zoom:5/lat:42.859860/lon:141.987305/colordepth:normal/elements:snowd

JARTIC:https://www.jartic.or.jp/

まずはしっかり除雪

出発前に雪が降っていたら、車の屋根などに積もった雪をブラシなどでしっかり取り除いておきましょう。そのまま放置しておくと走行中に車の屋根から雪が落ちてきて視界不良になったり、後続車の妨げになったりする危険があります。

駐車場に積もった雪もしっかり除雪すること。スムーズに発進するためだけでなく、「朝は雪だったのに、帰宅したら凍っていて駐車できない」なんてリスクを減らせます。

視界を確保する

A man brushing a car brush from snow in winter in the morning - preparing for a trip - heavy snowfall

ガラスやミラーに積もった雪や氷をハンドワイパー+解氷剤などで落とし、運転席からの視界を確保します。エアコンのデフロスター機能を使って氷を溶かしてもOKです。

くれぐれもガラスに熱湯をかけてはいけません! お湯が冷えて水になることで分厚い氷になってしまうだけでなく、急激な温度変化によってガラスが割れてしまうことがあります。

チェーンを装着する

man putting snow chains on car tire

雪道走行にはスタッドレスタイヤかチェーンが不可欠。装着前に摩耗・劣化していないか必ずチェックしましょう。ちなみにスタッドレスタイヤは製造から3〜4年、走行距離にして10000〜15000km、チェーンは500〜1000km程度が使用限度の目安と言われています。

チェーンの場合は製品ごとに取り付け方が異なるので、説明書を見て正しく装着しましょう。雪が降っていると作業しにくいので、事前に練習しておくことをオススメします!

車の調子を確認

エンジンをかけて暖機しつつ、車に異常がないか警告灯などでチェックします。希ですが、ブレーキ周りが凍結して作動しなくなる、パーキングブレーキを解除できなくなるトラブルがあるので、ブレーキペダルを踏んで感触を確認します。

ワイパー、ウォッシャー液等も動かして正しく動作するか確認しましょう。

スノードライビングの基本

積雪路や凍結路において「急」のつく動作は厳禁……とよく言われます。ステアリングやペダル操作はいつもの何倍も丁寧に。勾配のついた路面では特に注意が必要です。

亀のようにゆっくり発進

雪道走行では高めのギアポジションが吉。シフトポジションはATならセカンド、MTなら2速に、スノーモードのある車種ならスイッチを押しておきます。自分で切り替えるタイプの4WD車も同様に、発進前に4WDにシフトしておきましょう。

発進は特に滑りやすいので慎重に、ほんの少しずつアクセルペダルを踏んでいきます。もしもタイヤが空転するのを感じたなら素早くペダルを戻しましょう。

車間はたっぷり、ブレーキは早めに

積雪路の摩擦係数は乾燥路面の1/3程度、凍結路面にいたっては1/8程度しかありません。スタッドレスタイヤやチェーンを装着していたとしても決して十分ではないのです。

車間距離は普段の何倍も長くとり、できるだけ早いタイミングでブレーキをかけるように心がけましょう。エンジンブレーキも併用し、フットブレーキの踏み込みを少なくするのがポイントです。

カーナビを信用しない

カーナビゲーション

目的地までの道案内をカーナビ頼みにしていると、山間のとんでもない豪雪地帯や凍結した峠道などリスクの高い道路を通らされてしまうことがあります。

大雪が降っているときは自分で地図を確認し、高低差の激しいルートは避ける、路面が凍結しやすい北向きの道路は避けるといった工夫をしましょう。

危険と思ったらすぐ徐行・停車

雪だけでなく風が強いと、「ホワイトアウト」という現象に出くわすことがあります。これは積もった雪が風で舞い上がり、視界ゼロになってしまう状態のこと。こうなったら運転を続けることはできないので、すぐに徐行し、できるだけ早く停車しましょう。ただし、路肩などに停めると追突される可能性があり危険です。徐行しながら駐車場や退避所を探して停めます。

また急な坂道などでタイヤが空転したときも。それ以上は進まない方が無難。仮に登れたとしても、下るときにスリップしてしまうこと必至です。

滑りやすい場所に注意

交差点や北向きの道路、トンネル出口や橋の上などは路面が凍結しやすく、特に危険な場所。これらの場所を走るときにはできるだけスピードを抑えましょう。

まとめ

雪道走行は初心者ドライバーにとって難度高めですが、だからといって敬遠していてはテクニックが上達しません。

積雪路や凍結路に慣れ、状況を見極められる目を養い、適切な運転方法を身に付けることがスノードライビングのリスクを減らす最も効果的な方法です。