日本全国だいたいどこでも釣れる!シーバスフィッシング3つの魅力

フィーッシュ!(往年の村田基さんのアワセの掛け声)

こんにちは、ギアハブの高島です。みなさん、冬の車は対策バッチリでしょうか?街中でもスタックしてしまうとなかなかツライ事態になってしまうので、スタッドレスへの履き替えはもとよりチェーンの準備などできる対策はしっかりしていきましょう!さすがに今言って明日、みたいな対策とはならないかもしれませんが、LSDで悪路対策をしておくのも大事ですよ。

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さて、今回は全国海さえあれば楽しめるシーバスフィッシングの魅力をご紹介します。あなたの住む町の港や砂浜、流れている川で案外簡単に釣れちゃうかも!

シーバスってナニ?

サカナはサカナとしてこうあるべきみたいなビジュアルですよね(偏見)

釣りをやるヒトにとってはメジャーな対象魚、釣りをやらない人にとっても名前は聞いたことがあるでしょう、スズキのことです。サイズ別にセイゴ⇒フッコ(地域によってはマダカ)⇒スズキ、といった具合で呼び名が変わる出世魚としても知られていますよね。エサ釣りで狙う人は和名で呼びますが、ルアーアングラーは英名でシーバスと呼んでいます。海のバスというその名の意味の通り、ブラックマウスバス(ラージマウスバス)の類に似ています。まぁどちらかというとスズキ科にブラックバスが属しているので、日本人からするとちょっと違和感が感じなくもないですね。非常に旺盛な食欲や攻撃性を持っておりルアーへの反応も良いので幅広いエリアで釣りの対象魚として人気があるサカナです。

味はどうなんだ

料理の世界では上品でたんぱくな味が楽しめる高級魚として知られており、市場価値の高さも特筆すべきものがあります。ただ青魚のように潮流に乗って生活するタイプの魚ではなく、ある一定の海域で過ごす性質(冬の産卵期は深場⇒夏場は河川や汽水域へという回遊のシーズナルパターン)がある為、食味は環境に依存する面も持っているのが特徴。外洋や水質のキレイな海で漁獲された個体であれば刺身・洗い等も美味しく楽しめる場合が多いですが、水質が芳しくない地域で生活していた個体は独特の臭みがあり生で食べるのは勇気がいるのも事実です。また同じところで獲れた・釣れたシーバスでも、居着き型(生活圏が狭いヤツ)と回遊型(やたら行動的なヤツ)ではその食味にチガイが生まれてしまうので、美味しいサカナを食べたいなら外洋に面した磯やサーフなど居着きでも回遊性が高い個体でも高確率で水質の良いゾーンで生活している魚を釣る方がオススメ。打率は低いもののワタシの生活圏の名古屋港でも回遊型のキレイな魚体の魚は美味しく頂けたりしますよ(ヤバイ個体は釣った瞬間からくさい。でももっとヤバイのは、食ってみるまでくさいのが分からないヤツ…笑)。

きまぐれクックで有名なかねこさんと、にしやんさんが名古屋港で釣ったシーバスを捌いて食べています。勇気いるよなぁコレ。

こちらでは釣り好きで有名なサカナクションの山口一郎さんとさかなクンが東京湾で釣ったシーバスを実食しております。おもしろ!

なんでシーバスフィッシングがおすすめなのか

①都会でも田舎でも割とその辺のどこにでもいる手頃さ

②年中釣れる

③サイズと引き

20年ほどシーバスフィッシングを嗜んでいる身としてはたくさんおすすめしたい理由があるんですけれども、今回は三つに絞りました。あんまり興奮して推し過ぎると好きなモノコト全肯定しちゃうガチオタっぽくなっちゃいますので(;´Д`A “`

①都会でも田舎でも割とその辺のどこにでもいる手頃さ

シーバスの分布は北海道南部から沖縄に至るまで、ほぼ全国。漁港やサーフ、磯はもちろん汽水域から塩分濃度の低いゾーンにもいたりするのが特徴です。大規模河川はもちろん、運河や川幅が5m未満の支流にもランカーが隠れていたり、河口から20kmほど離れた中流域でも釣果が上がっていたりしますよ。水質汚染にも強く、ベイト(捕食するエサ)が豊富な東京湾奥や大阪湾奥でもかなりの数が存在しています。地元の話で恐縮ですが名古屋では「ドブ川」なんて言われたりする運河の堀川でも昔から釣果はあり(あんまりやってる人いないんですけどね)、河口はもちろん一号線(白鳥橋)でも釣れることが確認されています。

ローカル感強くてアレですが、名古屋市熱田区の七里の渡し。このあたりでも釣れます(日ムラはあり)。

外来魚としてリリースが公に許可されていないブラックバス(厳密にいえばキャッチ&処分/イートが推進・推奨されている地域もある)とは違い、シーバスはまごうことなき在来種。無理に食べたり駆除したりする必要がないため、近年はキャッチ&リリースが前提のゲームフィッシングとして人気を博しています。どうしてもダム湖や野池などの限られた場所に行かなければフレッシュな個体に出会える確率が低いブラックバスに対して、シーバスは「その辺にそこそこ数がいる」「海~汽水域~淡水を広く行き来する流動性が高くスレていない」ので、難易度も低いのも人気の秘密になっていそうです。バス釣り⇒シーバスに乗り換えた、という人もそこそこいそうですね(僕もそうです)。

一番最初におすすめしたいのは年がら年中釣果がほぼほぼ約束されているボートでの釣りだったりするのですが、コストが一人10,000円~20,000円強とかかってしまうのが難点。釣りやすいシーズンならおかっぱりから始めるのもアリです。特にこれからの春先はシーバスのエサとなるゴカイやイソメ類が産卵のために水中を漂う「バチ抜け」が始める為、ボーナスチャンスと言われています。これらのエサを求めて汽水域に入ったシーバスは産卵後の馬鹿食いモードになっていることもあって、夜な夜な、月明りの下(もしくは照明の下)で大きな口を開けてバックバックとゴカイやイソメを食べています。あとはそこにゴカイの姿や動きを模したルアーを放り込み、ただスロ~~に巻くだけ。最初の一匹を手にするのは、そう難しいことではないはずです!

②年中釣れる

春先がボーナスチャンスですよ~というお話をしているものの、シーバスは年中釣れます。季節によって好む場所がちょっとずつ違うので、そこの見極めだけ気を付けてもらえれば大丈夫。「リア充陽キャは夏に海水浴、冬はスノボに行く」みたいな感覚でだいたいの行動パターンは決まっているのが特徴です。全国でほぼほぼ共通しているのは…

春:河口・下流・中流域(ゴカイやイソメを食べる)
夏:河川全域(雨で流される川魚やボラの稚魚などを食べる)
秋:港湾エリア(接岸したイワシ類などを食べる)
冬:深場(底にいる底生動物を食べる)

といった具合ですね。詳細はあなたのお住まいの地域のアングラーさんのブログを見ると大まかな攻略法が分かるかなと思います。ただ逆に年中生活圏の変わらない居着き型(引きこもりタイプ)もいますので、自分だけのとっておきの場所をストックしておくのもこの釣りの醍醐味かなと思います。僕も「ここには年中、あいつがいる!」という、お気に入りの釣り場があったります。そこで釣れなきゃもうあきらめて帰る、みたいな感覚です(笑)。

夏のとっておきの場所は河川。

③サイズと引き

シーバス釣りを一度でも味わうとその虜になるのが、その圧倒的な生命力。その辺にビルが建っている都会で50~80cm、もっと大きいメータークラスの獲物が釣れるのはこの釣りの大きな魅力です。ヒキも海の魚だけあって強烈ですし、海面に姿を現した時に頭を振って針を外そうと抵抗を見せる「エラ洗い」はスリル満点。ランカークラスの獲物が掛かった際のドキドキ感、釣りあげた後の達成感は人間が本来持つ狩猟本能をぞんぶんに満足させてくれますよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか、と言いつつこの釣りは味わってみないと魅力が伝わりづらいのも事実(くぅー!つらい!)。案ずるより産みむがやすしとは言いますが、近くにやっている方がいたら(たぶん意外といる)、「今度連れて行ってください」と言えば喜んで教えてくれると思います。いなければ友達を巻き込んでぜひチャレンジしてみてくださいね!一人でも多くの方が、一匹でも多くの魚との邂逅できることを祈っています!高島でした!