ごきげんいかがでしょうか。むか~し月間1万PVを超える競馬ブログ(予想対決・観戦・競馬場ガイド)を運営していた編集長の高島です。好きな言葉は「そのまま!」。

さてそんな私が今回、GEARHUBでぜひとも皆さんに知らしめたいのが【乗馬の魅力】。幼馴染みが馬術の強豪校に進んだこともあって、割とよく乗馬には連れていってもらっておりましたが、めちゃくちゃ楽しいんですよ。適度な運動にもなるし、馬はデカくてかわいいし暖かいし、日常生活では味わえない体験の割にそんなに高くもない。いいことづくめなので、未経験の方はぜひこれを機に乗馬体験、行ってみてほしいなと思います!

■姿勢もよくなる!適度な運動になる!魅力いっぱいの乗馬

テレビや雑誌などでも「新しい趣味に」「意外と手軽にできる」「ストレス解消に」と最近注目を浴びているのが乗馬です。とはいえ、やっぱりみなさん思うのが

「お金持ちの趣味なんじゃないの?」
「運動音痴だから無理だよー」
「敷居が高いなぁ」

という不安。ところが実際は初心者でも子ども(※乗馬クラブによってはじめられる年齢は異なります)でも気軽にはじめられる、敷居の低いアクティビティなんです。1時間以内の体験なら初回無料~3000円代で始められる乗馬クラブや牧場もとても多く、費用の面でも心配は要りません。過ごしやすくなった季節に、青空の下で馬にまたがり高くなった視点で景色を楽しんだり、馬が歩くリズムや呼吸に合わせて人馬一体となった感覚を楽しむのは非日常で格別な体験ですよ!


引き馬体験なら2~3歳くらいから乗れる乗馬クラブや牧場さんも多いですね!

【参考】愛知牧場 乗馬クラブの引き馬体験
ポニー(3歳以上、身長120cm未満):
半周 600円(税込) / 1周 900円(税込)
サラブレット(身長120cm以上、体重70kg未満):1周1000円(税込)

■おてごろな料金で体験できます!

特に用意するものもなし!普段着&スニーカーで行けます。

30分~1時間以内の体験なら初回無料(※1000円前後の保険料金のみ)~3000円代で始められる乗馬クラブや牧場もとても多く、費用の面でも心配は要りません。また、会員にならずとも都度体験できる乗馬クラブがほとんど。レストランやコテージ、ホテルと一緒に経営している施設も多く、乗馬と一緒にランチを楽しんだり、そのほかのレジャーやアクティビティと併せてお得に体験できることもあるんですよ。

■初めての乗馬、どんな感じ?

馬にまたがるのにセンスや運動神経は必要ありません(競馬のジョッキーや、馬場馬術の選手を目指すならすこし話は別になるかもしれませんが笑)。では専門に初心者の方が最初に体験するコースの内容とはどんなものなのでしょう。


競走馬として活躍するサラブレッド。引退後は乗馬になるケースもあるんです。

乗馬クラブで暮らす馬も人間と同じでそれぞれ個性がありますが、基本的にはみんな人間が大好き♪特に初めての方には、クラブの担当者さんがおとなしくて素直な馬を用意してくれますから「かまれるたり、蹴られるしないかなぁ」と怖がる心配はありません。むしろ人間が不安なキモチでビクビクしていると馬もそれに感化されてしまいます。内心ドキドキでも「かわいいね!」「おおきいなぁ」などポジティブな言葉をかけてあげると◎。馬は350°視界があるのですが、しっぽの真後ろは死角になっているのでそこからは近づかないように注意してくださいね。不用意に近づくと蹴られることもあります。近づくときは斜め前から。「よろしくね」等と声を掛けながら首筋周辺をなでたり、ポンポンと叩いてあげて、コミュニケーションを取ってから!さぁいよいよ乗馬体験のスタートです。

「大きい馬はこわいかも…」という子どもさんも、ポニーなら大丈夫!

踏み台を使って乗るか、スタッフさんの補助で鞍に乗ります。鞍に手をかけたら鐙(アブミ)に片足を乗せ、体を引き上げながらまたがります。背筋を伸ばしたら左右それぞれの手綱を小指と薬指、親指と人差し指の間に遠し、左右同じ長さにして握りましょう。

姿勢を整えたら、落ち着いて深呼吸。手元ばかり見ると背中が丸まってしまいますから、馬の上からの眺めも楽しんでリラックスしてくださいね。こうすることで馬も「ちゃんと乗ってくれたんだな」と確認でき、リラックスしてくれるんですよ。

最初はスタッフの方が馬を引いて歩く、引き馬をしてくれると思います。まずは馬の歩くリズムに合わせてただ揺られましょう。適度な揺れに気分が良くなるはず♪次は背筋を伸ばし、おしりと腰を揺れのリズムとシンクロさせるつもりで動かしてみることにチャレンジ。姿勢がキレイに映ります!

高く、広い視野は新鮮で気持ちがいいですよ♪

馬上のリズムになれてきたら、今度は簡単な手綱さばきを覚えて馬を自分の意思で動かしてみましょう。両脚で馬のおなかを軽く蹴ると「発信!」。手綱はブレーキ兼ハンドル。手綱を右や左に引けば「方向転換」。手綱を左右同時に引けば「停止」です。こうすることで自分の意思を馬に伝え、思い通りに動かすことができますよ。鞍に乗って馬を動かし、歩かせる動作は常歩(なみあし)といいます。

速歩はちょっとだけ難しいですが、人馬一体となった時の気持ちよさは格別!

常歩は4拍子のリズムで馬が足を動かしますが、馬上では上下に跳ねるような動きはそこまで感じません。鞍を通して前後の揺れが伝わりますので、それにシンクロさせるように動いてみましょう。初めての乗馬ではここまででも十分。慣れが早い方なら軽く走ってみること(速歩=はやあし)も可能です。馬の動きに合わせて、「1,2,1,2」のリズムで立ったり座ったりする軽速歩(けいはやあし)という動作が必要になりますので、しっかりと手綱を持ってバランスを取りましょう。リズムや呼吸がピッタリ合えば人馬一体の気持ちよさを感じられますよ!騎乗が終わったら馬に「おつかれさま」を伝えるのも忘れずに。ゆっくり馬から降り、馬の首筋をなでたり軽くたたいてあげながら、「ありがとう」と声をかけ、感謝の気持ちを伝えてくださいね(乗馬クラブによっては騎乗後にニンジンをあげられる場合もあります)。

また乗馬クラブによっては馬場の外に出て森や草原、海岸で騎乗できる外乗という楽しみ方もあります。青空の下、爽やかな風に吹かれながらの乗馬は非日常感・解放感が味わえて最高に気持ちが良い体験になること必至です♪

■癒し効果も抜群です。


馬と触れ合う時間は癒しの効果もあります。

「動物と触れ合うと癒される」という方も多いように、乗馬にはセラピーとしての側面もあります。アニマルセラピーという言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。その中でも馬を使って行うセラピーのことをホースセラピー(乗馬療法)といいます。馬と触れ合うことでコミュケーションのストレスが解消されたり、馬に乗れるようになることで自己肯定感が育まれる効果があり、子供の学校への不登校や引きこもりなどにも効果があると言われています。

■まずは乗ってみないと始まらないっ。


乗馬体験できる場所は探してみると各都道府県、いろんな場所にあります。

「どこで乗れるの?」という方はGoogleMAPで“乗馬”と検索してみましょう。どうでしょう、行ける距離にあったのではないでしょうか?意外に思われるかもしれませんが都市部から少し離れた郊外には必ずと言っていいほど牧場や乗馬クラブがあるので、Webサイトがあれば体験乗馬があるかを確認or問い合わせをしてみましょう!

■自分が走り回ったりするだけが、スポーツじゃない。

乗馬は読んで字のごとく馬に乗るスポーツ・レジャーですから「体力には自身がない」「動き回って疲れるのは嫌だなぁ」なんて方にもピッタリ。姿勢も美しくなりますし、“ホースセラピー”といった心理療法があるように馬に触れ、癒やされるという側面もあります♪やればやるほど魅力を感じられる奥深さも併せ持ちながらも、始めやすい・体験しやすいのも乗馬の魅力。鞍やヘルメット等の道具もレンタル可能なので、まずはお近くの乗馬クラブなどで体験してみてはいかがでしょうか?