ココロに沁みる。釣り場で飲むコーヒーの魅力とおすすめの道具を紹介

家で飲むコーヒとは比べものにならないくらい、一段と美味しく感じる釣り場でのコーヒー。一度経験してしまうと、多少荷物が増えても現場で飲みたくなってしまいます。この記事では、釣り場で飲むコーヒーの魅力を紹介していきます。記事の後半ではおすすめのコーヒーグッズにも触れているので、検討中の人はぜひ参考にしてください。

釣り場で飲むコーヒーの魅力

釣り場で飲むコーヒーには以下の3つの魅力があります。

  1. いつもより一段と美味しく感じる
  2. 釣れなくても得した気持ちになる
  3. 寒い時期ならカラダが暖まる
  4. 至福の時間が訪れる

 

すでに釣り場でのコーヒーを経験している人は、その至福な時間の虜になっている人も多いでしょう。ここでは4つの魅力を1つずつお伝えしていきます。

いつもより一段と美味しく感じる

釣り場で飲むコーヒーは、普段家で飲むコーヒーよりも一際美味しく感じます。わざわざ釣り道具以外に荷物を持ってきて、安定しない場所でバーナーに火をつけてお湯を沸かし、じっくりドリップして作るコーヒー。あえて不便な思いをして作るコーヒーだからこそ、いつもより一段と美味しく感じるのでしょう。

釣れなくても得した気持ちになる

思わぬ釣果が出なくても、外で美味しいコーヒーを飲めれば、何となく得をした気分になります。自然の中に身を包まれながら、ゆったりとした時間をコーヒと共に過ごす。こうした非日常的な時間を味わえるだけでも、「来てよかった」と思えるでしょう。もちろん釣れることに越したことはありませんが、結果が乏しくても美味しいコーヒーがあれば、少し得をした気持ちになりますよ。

寒い時期ならカラダが暖まる

寒い時期の釣り場で飲むコーヒーほど、ココロとカラダに沁みるものはありません。冷え切ったカラダで温かいコーヒーを飲めば、ジワーっと全身を暖めてくれます。たとえばサーフや湖など、その場にとどまってキャストするシーンが多いフィールドでは、動かない分カラダは冷え切ってしまうことが多いです。そんな時はぜひ、休憩で温かいコーヒーを飲んでホッと一息ついてみてはいかがでしょうか。

釣り場でコーヒーを淹れるために必要な5つ道具

ここでは、釣り場で本格的なコーヒーを淹れるための道具を紹介します。荷物の負担を増やさないため、なるべく軽量かつコンパクトなものを選ぶのがポイントです。コーヒーグッズの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

1.バーナー

お湯を沸かすためのバーナーは、外でコーヒーを飲むための必須アイテムです。釣り場で使うバーナーを選ぶなら、ガス缶とバーナーが一体となっているものを選ぶとよいでしょう。サッと取り出して使える上に、荷物が少なく済みます。この他、バーナーにはガス缶とバーナーが分離しているものもありますが、重たく荷物が増えてしまいがちになります。そのため、釣りで使うという点ではあまりおすすめできません。一体型のバーナーは手軽に使えますが、重心が高くなるため安定性には欠けます。使用する際は、平らな場所で使うようにしましょう。

2.ガス缶

ガス缶はCB缶とOD缶の2種類がありますが、釣り場で使うものとしてはOD缶がおすすめです。その理由は、野外でも出力が安定しやすく、コンパクトなので携帯性が良いためです。もちろんCB缶(いわゆるカセットボンベ)を使うこともできますが、OD缶に比べ火力が劣ります。また、耐寒性が低いというのもネックになる状況も考えられるので、釣り場ではOD缶が無難と言えるでしょう。

3.小型ケトル

お湯を沸かすために必要なケトルは、小型のものがおすすめです。釣り場で1〜2杯程度のコーヒーを作るのに、大きなヤカンのようなものは必要ありません。そして、できれば注ぎ口が斜めにカットされているケトルが望ましいです。これはコーヒーをドリップする際に、注ぎ口が斜めにカットされている方が注ぎやすくなるためです。欲を言えば注ぎ口が小さくなっていると、さらに注ぎやすくなります。ケトルを選ぶ際は、小型で注ぎ口が斜めにカットされているかを確認しましょう。

4.ドリッパー

コーヒーをドリップするためにドリッパーは必須アイテム。なるべく荷物の負担にならないよう、軽くてコンパクトのものが望ましいです。たとえば組立式や折りたたみ式のドリッパーなら、リュックのポケットなどにもいれられるのでおすすめです。

5.マグカップ

淹れたコーヒーを飲むマグカップを用意しましょう。マグカップを選ぶ際は、以下のポイントを参考にするとよいでしょう。

  • 錆びにくい
  • 耐久性がある
  • 保温性がある

例えばチタン性のマグカップなら、錆びにくく耐久性と保温性を兼ね備えているので、アウトドアにぴったりです。やや値は張りますが、一度購入すれば長く愛用することができるでしょう。また、直接バーナーにかけることもできるので、クッカーとしての役割も果たします。

釣りにおすすめのコーヒーグッズ3選

ここからは釣りで毎回コーヒーを淹れている筆者が、釣り場でおすすめのコーヒーグッズを3つ紹介します。荷物の負担にならず、手軽にコーヒーを作れるアイテムを厳選しているので、ぜひ参考にしてください。

1.snow peak|フォールディングコーヒードリッパー

snow peakのフォールディングコーヒードリッパーは、折りたたむことができる優れもの。折りたたんだ時の厚さはわずか10mm程度と、荷物の負担なく持ち運べる良さがあります。重さも140gと軽量なので、釣り場に持ち運ぶにはうってつけのドリッパーです。しかしカップのサイズによっては、ドリップ時に少し不安定になることがあります。そうならないよう、中サイズくらいのマグカップを用意すると良いでしょう。

2.snow peak|チタンカフェプレス

直火OKのチタン素材を使った、snow peakのカフェプレス。「浸漬法」という淹れ方で作るコーヒーは、豆本来の甘味が感じられる1杯が作れます。また、作り方も非常にシンプルなのが、カフェプレスの良いところ。直接カップに水を入れてバーナーで温め、その中にコーヒー豆を淹れて4分程度蒸らします。その後は、取り付けてあるプレス機で圧力をかければ抽出完了。用意したマグカップに注げば、美味しいコーヒーの完成です。snow peakのチタンカフェプレスがあれば、ケトルとドリッパーは必要ありません。荷物を少なくできて美味しいコーヒーが飲めるので、本当におすすめです。

3.CAPTAIN STAG|1人用鍋セット

クッカーにOD缶が収納でき、荷物の負担も少なくなるCAPTIN STAGの一人鍋用セット。クッカーひとつでお湯を沸かしたり、コーヒーを飲むマグカップとして活用できます。クッカーでお湯を注ぐ場合、注ぎ口がない分ドリップしにくくなります。この点に関しては、「後付けできる注ぎ口」を用意することで解消可能です。注意点としては、水滴が残ったまま保存してしまうと錆びやすいところがあげられます。そうならないよう、OD缶とクッカーの水滴はしっかり拭き取ったあとで保存しましょう。

釣り場で美味しいコーヒーを飲んで至極の経験を!

釣り場で飲むコーヒーは、普段飲むコーヒーとは別格。「外で飲むとこんなに美味しいのか!」と感じてもらえるでしょう。まだ体験したことがない人は、次の釣行で試してみることをおすすめします。

もちろん外で作るコーヒーは家で作る時に比べ、手間もかかりますし不便な点も多いです。あえて不便な思いをして作るからこそ、一段と美味しいコーヒーになるのだと感じます。ぜひ釣り場で本格コーヒーを作り、今までの釣行にプラスαの感動を味わってみてください。