発見!野営を体験できるキャンプ場

発見!野営を体験できるキャンプ場

こんにちは、はじめまして。ソロキャンプ愛好家のライター田畑と申します。

先日、キャンプ場難民をしていたところ、野営を体験できる素敵なキャンプ場を見つけたんです。実際に利用したのですが、これがまた最高でして。野生味あふれるキャンプを楽しみたい方々にぜひ紹介したいと、この記事をしたためているところでございます。

野営って実は違法なんです

自然の土地でテントを張り、キャンプを楽しむことを「野営」と言います。キャンプ愛好家の間では馴染みある言葉ですが、実は法的には限りなく黒に近いグレーな嗜みでもあります。というのも、日本の土地はおよそ7割が森林で、その多くが私有地。無断で立ち入ること、車を停めること、自生しているキノコや山菜を無断で収穫することも、厳密には違法となり得ます。つまり、一部の例外をのぞき、いい感じの森林を見つけたからといって勝手にキャンプをしていたら警察沙汰になりかねないのです。

仮に法的な問題をクリアできたとしても、木々に囲まれた環境で火を扱う危険性やトイレの問題も。「憧れてはいるけど実現のハードルが高い」というのが、日本における野営なのです。

武骨系キャンプに憧れる方は、1度は野営地を探そうと試みたのでは。 

「しらたかキャンプ場」が最高だった

さて、僕が紹介したい野営を体験できるキャンプ場、その名も「しらたかキャンプ場」。岐阜県恵那市明智町にあるキャンプ場で、名古屋市から車で1時間半ほど。電車であれば名古屋駅から最寄りの明智駅まで2時間、駅からキャンプ場までタクシーで10分の立地です。

ローカル鉄道「明智線」は、寒天列車やきのこ列車、桝酒列車といった企画列車が人気。明智駅の近くには大正時代の街並みを保存した「日本大正村」も。実はここ、古民家を利用したお宿「しらたか」も運営しています。お宿を拠点に友人や家族と地域のイベントや明智町門野エリアを堪能するというのも、風情があって良いかもしれません。

しかし、今回紹介したいのは「野営を体験できるキャンプ場」。魅力的なお宿に惹かれながらも、キャンプサイトを予約いたしました。

古民家の佇まいが素敵なキャンプ場。気さくな支配人がお出迎え。

山々に囲まれた自然豊かな恵那市明智町。

ほぼ手付かずの山がキャンプ場に

キャンプ場は大きく分けて2つのカテゴリーがあります。1つがファミリー・グループ利用向けの整地されたエリア、もう1つが上級者向けの山林エリアです。僕がオススメしたいのは、もちろん山林エリア。野営体験ですからね。
一般的な林間サイトは、自然の形を残しつつも、ある程度整えられているもの。しかし、ここは違います。「林間」ではなく「山林」。お宿の裏山が、ほぼ手付かずの状態でキャンプ地になっているのです。

木々が所狭しにならび、真っ平らな場所はほとんどありません。テント1つ張るのがやっとのスペースを見つけて設営をしたら、横たわる杉の木を腰掛けにしてひと休み。響くのは薪割りや焚き火の薪が爆ぜる音くらい。公道を走る車やバイクの音が届かない静かな山林に癒されます。
支配人さん曰く「最初は伐採した木を片付けて整えようと思ったのだけど、お客さんがこのままが良いというもので。いろんな楽しみ方がありますよね、あはは」と。良いです。最高です支配人!

整地されていないので、狭いスペースでも設営できるソロ用テントがオススメ。

テントから望む森。こういうロケーションを求めていた方も多いのでは。

装備は必要最低限に絞って

山林サイトへはお宿の横にある入口から。獣除けの電気柵を跨いで、林道を黙々と進みます。利用日の前日に雨が降っていたこともあり足元は緩め。さらに結構な距離の坂道を登るため、装備は必然的に軽量化・厳選することをオススメします。
カートを利用できなくはありませんが、地面の凹凸や石に阻まれるため難しいかもしれません。大きなトランクを持って上がるには厳しいので、バックパック+αの手荷物くらいに収めたいところです。どうしても荷物を減らせない場合は、3往復、4往復の覚悟をして臨みましょう。
しかし、この面倒臭さと覚悟こそがTHE 野営。ちなみに、落ちている木は自由に使って良いとのこと。ポール代わりになる枝を調達したり、薪割りをしたり。装備の厳選や軽量化など、工夫を楽しみながらキャンプスキルを磨くには最高の環境といえますね。

本物の野営地を訪れた様なワイルド感。ワクワクが止まりません。

筆者はバックパックにクーラーボックスと薪ストーブを搬入。それでも疲れました(笑)。

充実の火事対策とトイレ環境

冒頭で触れた、野営の難しさ。木々に囲まれたサイトですから、焚き火には細心の注意が必要です。普段から消火用の水や消火スプレーなどで対策したいところですが、「しらたかキャンプ場」では消火器の貸し出しを行なっています。使用した場合は5000円の支払いが必要ですが、無事にキャンプを終えられたら無料。備えあれば憂いなし、安心できるサービスです。
また、野営の場合は携帯トイレが必要。ですが、ここはキャンプ場。お宿まで下れば、お家のような水洗トイレを利用できます。しかもウォシュレット付きですよ!荷物の搬入で苦労した林道も、手ぶらであればさほど苦になりません。夜道は懐中電灯が欠かせませんが、トイレの入口は24時間ライトがついているので安心です。

レンタルした消火器。万が一の事態に備えて小脇に。

清潔感も◎。トイレ前の電灯もセンサーで点いてくれます。夜も安心。

その他の充実した環境

まずは炊事場。炊事場というより、洗い場という感じでしょうか。広いわけではありませんが、それでも必要十分!もともと民家だったこともあり下水はしっかり整備されています。洗剤も使えますし、蛇口を回せば温水だって出ます。ハイシーズンはもちろん、肌寒さが残る春先や冬キャンプでも快適に利用できるので、「クッカーは現地で洗いたい!」という方には嬉しい環境ですね。
ゴミは基本持ち帰りですが、燃え残った炭や薪、灰などは捨てることができるのでご安心を。ちなみに、整地されたエリアも充実しています。車を横付けできるサイトもあるので、グループやファミリーで利用される方は是非チェックしてみてくださいね。

スペースが限られているので、譲り合いながら。お湯が出るのは嬉しい!

オススメの予約方法

キャンプ場の予約は、キャンプ愛好家にはお馴染み、日本最大級のキャンプ場検索・予約サイト「なっぷ」が便利。ユーザーの写真や口コミ、体験できるアクティビティなど、より詳細な情報を得ることができます。また、恵那市明智町門野(かどの)地区の魅力を紹介している公式サイトも是非チェックしてみてくださいね。

【キャンプ場予約ページ なっぷ】
【かどの公式サイト】

まとめ

自分の土地を持っていない、借りられる知人もいない、トイレの心配も拭えない。そんな、ワイルドなキャンプに憧れを抱きつつも高いハードルを感じている方は、お気に入りのキャンプギアを厳選して、「しらたかキャンプ場」で野営体験をしてみてはいかがでしょうか!